Lunanoは、2018年に立ち上げ、2023年からWeb販売をスタートした日本発のジュエリーブランド。
ナノフラ加工という極限まで鏡面度を追求した独自の研磨技術でサージカルステンレスを磨き上げたNano Mirror Jewelryを発信。
ブランドのコンセプトは、技術と美の融合を体現する新次元の金属アレルギー対応超鏡面ジュエリー。
Luna(ルナ)は月を表すラテン語、nano(ナノ)は1mmの百万分の1という微細な単位を表す英語で、Lunano(ルナーノ)はその2つの単語から作った造語。
Lunanoのジュエリーは全てナノレベルの鏡面に磨き上げられ、月のように美しく神秘的な輝きを放ちます。

Lunanoでは、他のブランドでは追及されない上記の仕上げに徹底的にこだわったジュエリーを日本国内で製作しています。


ナノフラ加工とは、素材の表面を一般の鏡面よりも遥かに美しく精密に磨き上げる私たち独自の研磨方法のことです。
通常、ジュエリーの地金は、バフ研磨という手法で鏡面研磨されます。この研磨で表面の微細な凹凸はとれて物が写る状態にはなりますが、形状のうねりや表面のイレギュラーなキズ・陥没等を全て完全に取り除くことは困難です。
ナノフラ加工では、表面の微細な凹凸・イレギュラーなキズ・陥没等を完全に除去しすることで、表面の面粗さを1桁ナノのレベルに磨き上げます。さらに、形状のうねりも1ミクロンよりも小さい数百ナノのレベルまで除去します。
私たちは、面粗さと形状のうねりの両方をナノレベルまで磨き上げた面を「超鏡面」と定義し、ナノレベルまでフラットに磨き上げる独自の研磨法を「ナノフラ加工®」と名付けました。
左の円盤が一般研磨品、右の円盤がナノフラ加工品です。素材はどちらもサージカルステンレスです。
平行光線を照射すると、一般研磨品は、表面のうねりやイレギュラーなキズ・陥没などの影響で乱反射するため、ムラの多いぼやけた反射光となっています。
ナノフラ加工品はうねりやキズ・陥没などが全くないので、シャープでムラのない明るい反射光になります。

左の円盤が一般研磨品、右の円盤がナノフラ加工品です。素材はどちらもサージカルステンレスです。
一般研磨品はうねりのため文字が歪み、フチの方では判読不可能になっています。
ナノフラ加工品はフチまで歪みなく文字が綺麗に映っているのがよく分かります。

このように比較すると、ナノフラ加工品の鏡面品質が、一般研磨品とは比べ物にならないほど優れていることがよく分かります。一見同じような鏡面でもこれだけ鏡面品質が違うことが、貴金属や宝石を使用したジュエリーにも劣らない美しい輝きを生み出す理由です。
ナノフラ加工は、Nano Mirror Jewelryを製作するときのコアとなる技術です。ナノフラ加工で磨き上げられたサージカルステンレスは一般の研磨品とは次元の違う輝きを放ち、鏡の世界に吸い込まれるような神秘的な魅力を持った存在へと変貌します。

サージカルステンレスは、ジュエリーでよく用いられている貴金属や真鍮よりも硬くて傷つきにくい素材と言われています。しかし実際には、柔らかい布等で優しく拭くだけでも小さいスリキズが入ります。一般のサージカルステンレス鏡面品には元々イレギュラーなキズや陥没などが残っていることがほとんどで、新たに入った薄くて小さいキズは元のキズと見分けがつかないだけというのが実状です。
ナノフラ仕上げのサージカルステンレスは、イレギュラーなキズや陥没のない超鏡面なので、一般の鏡面とは次元の違う美しい輝きがある反面、一般の鏡面では気にならないような薄い小さなキズでも目立ってしまうというデメリットがありました。
このデメリットを解消するために私たちが導入したのが、サージカルステンレスに特化した特殊な表面硬化技術です。

この表面処理技術は、サージカルステンレスの表面層約30ミクロンを耐食性を損なうことなく非常に硬い層に変化させることができるという特許技術です。メッキやコーティングの数10倍以上の厚みがあり、一般的な使用の範囲では硬化層が剥がれることはありません。
ただし、この処理をすると最表面が荒れた状態になりますので、このままではジュエリーとしては使用できません。私たちのナノフラ加工で最小限の研磨することによって、母材の3〜5倍もの十分な硬さが維持された硬化層が残ったまま超鏡面となります。
このように日本発の2つの先端技術を組み合わせることで、一般的な使用の範囲ではキズが入らない半永久的に超鏡面状態が持続する究極のサージカルステンレスジュエリーが誕生します。

Nano Mirror Jewelryとは、特殊な表面硬化処理とナノフラ加工で半永久的に美しい超鏡面状態が持続するオールサージカルステンレスジュエリーのことです。
サージカルステンレスは金属アレルギー対応素材ということのみに着目されることが多いですが、体に優しいという性質にプラスして、適切な加工を行えば貴金属や宝石よりも優れた性質を引き出すことが可能なポテンシャルの高い素材です。
Nano Mirror Jewelryとして完成したサージカルステンレスジュエリーは、貴金属を遥かにしのぐ不変性(キズや変色による劣化が基本的にはありません)を持ち、その鏡面は一般の鏡面品とは次元の異なる美しさを誇ります。
一般に、ジュエリーでは貴金属や宝石がメインパーツとして用いられることが多く、サージカルステンレスがジュエリーのメインパーツとして用いられるケースは多くはありません。しかし、Nano Mirror Jewelryは、一般のジュエリー製作では用いられない最先端技術を用いてサージカルステンレスのポテンシャルを最大限に引き出し、今までにない新しい価値を提供いたします。
私たちが持つ特別な研磨技術「ナノフラ加工」の魅力を最大限に発揮できるジュエリーの製作を目指し、試行錯誤した結果生まれたのがNano Mirror Jewelryです。
そして、Nano Mirror Jewelryに使う素材としてたどり着いたのが、貴金属ではなくサージカルステンレスでした。地金を磨き上げたときの美しさ・体に優しい素材かどうか・日常の使用で素材が変色したり鏡面が劣化したりしないか、というような点で貴金属を凌駕した素材がサージカルステンレスです。
このようなサージカルステンレスの素材のポテンシャルを引き出すために、従来のジュエリー製作では使われないような最新の技術を取り入れ、新たな視点で製作しております。
Nano Mirror Jewelryには、試行錯誤する中で生まれた3つの特徴があり、それは従来のジュエリーの価値とは違う新たな価値を提供するものだと確信しています。
ナノフラ加工の研磨面は、一般的なバフ研磨の研磨面とは次元の違う領域に達しています。その鏡面は、貴金属や宝石の輝きをも凌駕し、神秘的で吸い込まれるよう特別な魅力を感じさせてくれます。
ナノフラ加工をするためには、モチーフがある程度の面積をもった平面であることという制約があります。しかし、その制約を逆手にとって、無駄をそぎ落としたシンプルでインダストリアルなデザインにすることで、かえってその鏡面の魅力が際立つジュエリーに仕上がります。
複雑な造形やカッティングが魅力のジュエリーとは真逆の方向性ですが、シンプルな造形に唯一無二の鏡面が合わさることで、普遍的でありながらエッジの効いた存在感を持ち合わせたアイテムになるのです。

貴金属は時がたっても錆びずに輝きを失わないとされていますが、それは純貴金属の場合に限られます。ジュエリーでは、スターリングシルバー(純度92.5%)、ゴールドK18(純度75%)、プラチナPt900(純度90%)などの合金になりますので、時間がたつにつれ変色してしまいます。また、金属としては柔らかいのでキズも蓄積していきます。
変色防止や艶出しのためにロジウムコーティングが施されるケースが多いですが、これでは下地の金属が何であれロジウムの輝きを見ていることになり、本当の地金の輝きが隠されたままということになってしまいます。
サージカルステンレスは変色することは基本的にはありません。さらに、Nano Mirror Jewelryでは、サージカルステンレスの耐食性を維持したまま母材の数倍の硬度に表面を硬化する特殊な表面処理をすることで、日常使いではキズが入らず美しい超鏡面状態 を維持することが可能です。
ナノフラ加工によって引き出された地金本来の美しさが半永久的に続く、文字どおり「色褪せない真の美しさ」を持ったジュエリーがNano Mirror Jewelryです。

サージカルステンレスは金属アレルギーを引き起こしにくい素材ですが、ジュエリーとして製造する際に異種金属が混入する工程がいくつもあります。私たちは、最先端の金属加工技術を駆使してそのような工程を徹底的に排除し、サージカルステンレスの金属アレルギーを引き起こしにくい性質を一切損ねることなくジュエリーに仕立てています。
特にこだわったのがスタッドピアスのポストの加工で、通常はロウ付けで加工を行うのですが、私たちはサージカルステンレス無垢材からポストの細い部分まで含めてピアスの形そのものを削り出す超精密加工を駆使することで、ロウ付け加工を回避しています。
メッキは、色味を変えたり艶出しやキズ防止のために行う加工ですが、これは異種金属をコーティングする加工ですので、サージカルステンレスを使う意味が無くなってしまいます。Nano Mirror Jewelryは、特殊な表面硬化加工とナノフラ加工で仕上げられており、半永久的に当初の美しい状態が続くので、メッキ加工が不要になるのです。
もちろん、すべての金属パーツにはサージカルステンレスのみを使用しております。
